【ショートカットキー】表示形式(Excel)

表示形式

エクセルで表示形式を変更したい時に、マウスでパーセントスタイルや桁区切りスタイルを選択することも可能ですが、 割とよく使う機能なので、以下のショートカットキーを覚えることをおすすめします。

ショートカットキー 出力
Ctrl + Shift +1 3桁区切り
Ctrl + Shift + 5 %表示

操作画面

アニメーションにするとこのような感じです。

複数選択でも大丈夫です。

%表示はこんな感じ。

Ctrl + Shift + 5についてですが、「Shift + 5」が「%」なので、実際には「Ctrl + %」でパーセントスタイルになると理解すると 覚えやすいかもしれません。 エクセルで計算した時に、大きい数が出力されたら、計算結果を選択して、「Ctrl + Shift +1」、1以下の数字が出力されたら、「Ctrl + Shift + 5」と すると、早いかと思います。

書式設定の#,##0

上記に関連してですが、 Ctrl + Shift + 1で3桁区切りにして、書式設定を開くと、以下の通り、「#,##0」という謎の記号が出現します。

以下に諸々と表示形式のことを記載しますが、結論を先に記載します。 基本はCtrl +Shift +1で3桁区切りにしておいて、さらに1/1000で表示したければ(例えば000円を千円というように0を3つ削除して表示したい場合など)、書式設定で「#,##0,」と最後にカンマを打てばよいかと思います。

したいこと 操作
3桁区切 Ctrl + Shift +1
1/1000表示 書式設定で#,##0,

「0」の意味

「0」は表示する数字の桁数を指定することができます。例えば、エクセルに10と入力して、表示形式を0000とすると、 エクセルには「0010」と表示されます。また、表示する小終点の桁数の指定も可能で、10と入力して、表示形式を 0.00とすると、「10.00」と表示されます。

入力値 表示形式 表示
10 0000 0010
10 0.00 10.00
10 0000.00 0010.00

「#」の意味

「#」は「0」と同じように表示する数字の桁数を指定することができますが、以下が異なります。

  • 「0」:その桁に数字がない場合、「0」を表示
  • 「#」:その桁に数字がない場合、表示しない。

以下に具体例を示します。

入力値 表示形式 表示
10 #### 10
10 #.## 10.
10 ####.## 10.

「,」の意味

「,」は3桁区切りと1/1000表示の二つの意味があります。

3桁区切り

「,」は「#」、「0」に囲まれた場合、3桁区切りになります。例えば、エクセルに1000と入力して、表示形式を#,#とすると、 エクセルには「1,000」と表示されます。ちなみに、表示形式を「#,#」として、再度表示形式を開くと、勝手に「#,###」になっています。 「#,#」よりも「#,###」のほうが、3桁区切りっぽいからということでしょうか。

入力値 表示形式 表示
1000 #,# 1,000
1000 #,### 1,000
1000 #.###.## 1,000.
1000 0,000.00 1,000.00

1/1000表示

1,000と表示されているセルをコピーして、別のセルに張り付けたときに1,000,000となったことはないでしょうか? その場合、表示形式の末尾に「,」が使われています。単体で表示形式で「,」を使うと、そのまま「,」が出力されますが、 「#」や「0」の後に「,」をつけると、1/1000の表示となります。

大きい金額を扱うときに、「000円」を「千円」と記載することが ビジネスではよくあると思いますが、数字自体はいじりたくないけれども、表示形式だけ変えたい場合は、便利です。一方、これを知らないと ミスの原因にもなるので、複数人で編集するエクセルでこの機能を使うケースでは注意が必要です。

ちなみに、1/1000000表示にしたい場合は「,,」と2個並べればOKです。

入力値 表示形式 表示
1000 , ,
1000 0, 1
1000 #, 1
1000000 0,, 1
1000000 #,, 1

「0」、「#」、「,」の意味のまとめ

記号 意味
# 各桁の数字を表示。その桁に数字がない場合、「0」を表示
0 各桁の数字を表示。その桁に数字がない場合、表示しない
, #や0に挟まれた場合 3桁区切り
末尾に記載された場合 1/1000表示(「,,」なら1/1000000表示)

具体例

これらを踏まえて、以下に具体例をまとめてみます。

入力値 表示形式 表示 コメント
100 0,000 0,100 ×千の位の0が邪魔
100 #,### 100
100 #,##0 100
0 0,000 0,000 ×千、百、十の位の0が邪魔
0 #,### ×一の位の0は必要
0 #,##0 0

十の位よりも上は数字がなければ表示してほしくないので「#」がよく、 「0」が入力値の場合、一の位の「0」は表示してほしいので、「#,##0」が最も汎用性が高い表示形式だということがわかります。