【関数】vlookup(Excel)

vlookup関数

vlookup関数を使えるとエクセル中級者とか言われたりしますが、 毛嫌いして使ってない人もいるように感じています。 慣れてしまうと非常に便利な関数なので、今回記事にしてみました。

どんな関数?

ID、氏名、メールアドレス、単価を示した表があって、 IDを入力すると、そのIDに対応する項目を探して出力する関数です。

作り方

vlookupには検索値、範囲、列番、検索方法という4つの引数があります。 それぞれの入力する内容は以下の通りです。

引数 入力する内容
検索値 検索したい内容です。今回の場合はIDを検索値として、H3を指定します。
範囲 検索する範囲を指定します。今回は赤い範囲を指定します。
列番 出力したい列番号を指定します。今回は氏名を出力したいので、
ID列(B列)から数えて2番目の氏名列(C列)を指定することとし、2を入力します。
検索方法 true(近似一致)かfalse(完全一致)を入力します。通常はfalseを入力します。

メールアドレスや単価も同様に入力します。 その後、IDを切り替えれば氏名、メールアドレス、単価が自動的に切り替わります。

事前に指定する範囲をテーブル化しておけば、B3:G6の範囲をマウスで指定すると、勝手にテーブル1と名前が変わります。 この状態にしておけば、仮に一行データが増えたとしても、vlookupで検索する範囲も追従してくれますので、非常に便利です。

なお、テーブル化は別記事で詳しく解説しているので、リンクを張っておきます。 zoron.hatenablog.com

具体的な使用例

vlookupの使用例として2例を紹介します。

ID入力のみでフォーマットの自動入力

IDを入力して、所定フォーマットの変動部分のみを変動させるケースがあります。 ID付きのデータベースを作っておけば、そこから必要な部分のみを持ってくることができます。 請求書作成などで活用できるかと思います。

データベースから必要情報を検索

例えば以下の二つの表があったとします。

  • 商品と金額が記載されたデータベース
  • 商品と単価から金額の算出表

これら金額の算出表の商品名を記載すると、その商品の単価がデータベースから自動的に入力されるようなものが作成できます。

これを作成しておけば、データベースの変更があっても、追従されます。

このようにデータベースがいくつあっても、vlookupで必要な情報を持ってこれます。